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本阿弥光悦Ⅱ [芸術]

光悦は書をはじめとして、陶芸、漆芸、絵画など、多くの分野に独創的な芸術品を創出してきました。

光悦の書は誰にも負けない、強い力を持つ字であることは特徴の一つですが、具体的には

1.第一筆の入り方は光悦独特の竹半で見られることです。

 最初の一番目の力の入れ方等は非常に特徴があり、張即之の字を勉強した結果の表れであると思われます。

また、文字への入り方と同様に、文字の中での長く引く部分から筆を離すまでの筆の流れ、文字からの筆の出方にも独特の特徴がみられます。

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明日は、実際の作品を見ながら解説致します。


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本阿弥光悦についてⅠ [芸術]

それでは、少し琳派の始祖ともいえる本阿弥光悦について、書いてみましょう。

光悦は1558年に本阿弥家の分家に生まれました。

本阿弥家の元は鎌倉時代に足利尊氏のもと、刀剣の奉行で、尊氏とともに京都にきました。

それ以来、本阿弥家は刀剣づくりを家業としてきましたが、光悦の父の光二は多賀豊後守高忠の次男である片岡次太夫の次男で本阿弥家の養子となりました。

本阿弥家は前田利家より扶持を得ていたので、徳川家とは家康が今川に預けられていた頃よりつながりがありました。

1615年に光悦は徳川家康より京都の鷹が峰を拝領し、そこに技術者を集めて芸術村を開きました。

光悦の芸術を見る上で知っておきたい知識として、彼が能や謡をたしなんでいたということです。

光悦は当時の観世流家元とつながりがあり、能楽会深く関係をもっておりました。

光悦の芸術の特徴として、この能や謡から習得した調子や力強さ等が影響しております。

光悦は書の大家として有名ですが、師として青蓮院門跡(尊朝、尊純)、また寛永の三筆として光悦とともに数えられた近衛三萩院信伊、松花堂昭乗とのつながりもあったといわれております。

その他に空海や張即之、王羲之なども学んでおりました。

明日は、この光悦の作品についてお話をしましょう!
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いい物を見るとどうなる? [芸術]

昨日は、つまらない物は見ずにいい物を見ようということをお話ししました。

そしたら、いい物とはどんなものなのでしょう?

ここでは芸術についてお話しているので、それに特化したお話しなので、

いい芸術品、美術品を見ようということです。

じゃあ、それってどうやって見分けるの?

基本的に国宝と名のつくものは、いいものです。

また、美術品でも注目を集めているものはいいものです。

例えば、どういうものなのか?

今、京都博物館では琳派展を行っております。

琳派が誕生して400年ということで、今年は大いに琳派が盛り上がっております。

琳派の始祖、つまり本阿弥光悦が生誕して400年ということです。

ここでいう、本阿弥光悦、そして同時代の俵屋宗達、その100年後に誕生する尾形光琳、その弟の尾形乾山、その100年後に誕生する酒井抱一等は非常に優れた作品を残しています。

これらの作品を大いに見て、いいものの基準にしようということが、今回の目を太らせる方法の第一歩というわけです。

じゃあ何がいいのか?

バランス、色彩等美術的な要素すべてにわたって優れているということです。

この中でも、尾形光琳は特に傑出しております。

これらすべてを総称して琳派というのは、この光琳をおいて琳派は語れないということから、そう呼ばれる一因ともなっております。

次回はこの琳派について、もう少し掘り下げてお話ししましょう!!
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目を太らせるとは? [芸術]

はじめまして、ささやんと申します。

目を太らせるって、どういうことだと思いますか?

そう、肥えた目を作るってことです。

ものを見るとき、ぼーっと見る場合と真剣に集中して見る場合がありますよね!

でも、闇雲に集中して見ても、後で、なんだったけ?ということありませんか?

逆にぼーっと見た方が案外覚えていたりするものです。

それは、物を見るときにその目的をはっきりさせないといけないっていうことです。

ちょっと難しい言い方になっちゃいましたけど、

芸術品を見るっていうことは、ただ、漠然と好きだから見るっていうのもあるけれど、後で、どこが良かったと聞かれても。

うーん? なんとなくとか? 雰囲気が良かったとか? きれいだったとか? すごく抽象的な表現になってしまうことってありませんか?

態々美術館まで出かけて、見に行くというのは、何かメリットがあるから行くのですよね?

話題作りというのもあるかもしれませんが、やはり素晴らしい芸術品を見るということは、自分の価値を向上させることであると思います。

だから、つまらないものを見てはいけません。

世間的に素晴らしいというものを見るようにしましょう?

何故かって?

それは次回にお話しさせて頂きます。

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