風神雷神図屏風について [芸術]
宗達の代表作といってもいい「風神雷神図屏風」ですが、現在京都国立博物館の琳派展に出展されております。
この屏風は家や人物を描かず、風神・雷神と雲だけで、この時代には珍しい題材となっております。
大変力強い作品で、動いている(走っている)風神と止まっている雷神が同時に描かれており、こんな風に動と静が混在しているのは、この絵が初めてであると思われます。
この風神雷神図屏風は100年後に登場する光琳も描いております。
ただ、光琳は単純に模写するのではなく、宗達では対等であった風神、雷神を男女に見立て、雷神を若干下に下げています。
つまり、風神は動的な男性に比べて、雷神は静的な女性に見立てているのです。
それによって、光琳の絵は見事なバランスを生み出しております。
この屏風は家や人物を描かず、風神・雷神と雲だけで、この時代には珍しい題材となっております。
大変力強い作品で、動いている(走っている)風神と止まっている雷神が同時に描かれており、こんな風に動と静が混在しているのは、この絵が初めてであると思われます。
この風神雷神図屏風は100年後に登場する光琳も描いております。
ただ、光琳は単純に模写するのではなく、宗達では対等であった風神、雷神を男女に見立て、雷神を若干下に下げています。
つまり、風神は動的な男性に比べて、雷神は静的な女性に見立てているのです。
それによって、光琳の絵は見事なバランスを生み出しております。
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